統計検定1級(2021)を受験してきた話【当日の注意事項編】

この記事は何?

タイトルの通り、2021年の統計検定1級試験を受験してきたので、記憶が鮮明なうちに日記として残しておこうと思います。ちなみに、統計検定は私にとって今回が(級によらず)初めての受験でした。

(追記) 統計数理の勉強法に関する記事を追加しました。

taro-masuda.hatenablog.com

免責

あくまで個人的な体験記であるため、本記事の情報が必ずしも今後の試験においてそのまま当てはまるとは限りませんのでご注意ください。損失等をこうむられた場合であっても、筆者は一切の責任を負いかねます。

この記事で得られること

主に、初めて受験する人が気になる点や、当日の注意点についてメモを残しておきます。具体的には

・会場

・今年から変わった(と思われる)点

・一般的な注意点

・問題用紙・解答用紙

の話をしていきます。

この記事から得られないこと

合格のための勉強法や、詳細な出題範囲の話はしません(具体的な問題について言及したら協会に怒られるらしいですし)。この記事を執筆している時点では私の合否も判っていないため、現時点で勉強法の話をしても意味がないかなと判断しました。運よく合格していたら別の記事として書こうと思います。

会場はどんなところ?

これはどこの地区なのか等によってもいろいろだとは思うので、あくまで私のケース(東京会場)について述べます。

会場は立教大学の池袋キャンパスでした。いわゆる普通の大学の大教室といった雰囲気でしたが、想像の10倍くらい綺麗な建物だったので個人的には当たりでした。新しめの建物だったためかかなり暖房が効いていたので、気温の高低に対応できるように脱ぎ着しやすい服装で行ってよかったと思います。大教室の横に長い机だったおかげで、シャーペンの芯など物を置くスペースは十分に余裕がありました。

お昼ご飯については、12:00~13:30が休み時間になるのでその間は会場の外で食べることができます。しかし、後述の通り15分前から注意事項の読み上げが始まるので、食べに行くにしても近場で済ませておくのが良いでしょう。私は最寄りのコンビニのお弁当をイートインして短時間で済ませました。

今年から変わった(と思われる)点

試験中は常にマスク着用が義務化されています。こういうご時世なのでしょうがないですが、つけっぱなしに慣れていないと耳が痛くなるかもしれないので、本番前に自分にフィットするお気に入りを見つけておくと良いかなと思います。また、前述の通りそこそこ暑い教室だったので、マスクの中が蒸れて少しつらかったです。

加えて、ソーシャルディスタンスへの配慮のためか、席間隔が十分に開いている点もおそらく前回(コロナ前)とは異なる点かなと思います。これは個人的にはありがたい変化で、自分のすぐ前または後ろに人の気配があると集中力が落ちるタイプなので助かりました。

一般的な注意点

ティッシュ

受験票やホームページに記載の持ち物の中に「ティッシュ」が無いので不安に思った方はいらっしゃらないでしょうか。万年鼻炎マンである私としては大事な点なので心配していたのですが、結果としてはさすがにティッシュを机の上に置いて使うことは問題ありませんでした。ただし、袋から取り出すように試験監督に注意をされました(カンニング防止のため?)。

入室時間

試験開始何分前までに着席しているべきかというのも気になる点かと思いますが、概ね15分前くらいから試験監督による注意事項の読み上げが始まるようなので、それまでにお手洗い等を済ませておくと良いと思います。ちなみに、遅れての入室は試験開始20分までは認められているようです(基本的に時間が足りないタイプの試験なので、あえて遅く入りたい方はいないと思いますが)。

問題用紙・解答用紙について

問題用紙

A4サイズに十分大きなフォントサイズで印字されているものが配布されました。過去問の冊子を見ながら演習を積むのに慣れてきた方がほとんどだと思いますが、それと比べると本当に文字が大きくて見やすいなという印象があります。なお、表紙裏には加工が施されており、開始前に中身を透視することはできないようになっていました。余白も十分にあるため、ごく軽い計算メモをする場所としてうってつけでした。

解答用紙

同じくA4サイズ(多分)のホチキス留めの冊子が配られます。冊子というところがミソで、独立した紙を行ったり来たりさせなくていいので扱いが楽でした。各ページ上部には「今解いている大問の数字」及び「受験番号」を記載する欄がありますので、お忘れなく記入しましょう。

また、表紙には選択した問題を丸で囲む欄があります(「統計応用」は選択した分野も)ので、こちらもお忘れなく。ただし、試験時間中に記入を忘れた人については、試験終了後に手を挙げれば丸をつけることを許可されていました。

肝心の解答欄ですが、普通のノートのように黒い罫線が引いてあるところが特徴的です。横方向に綺麗に書けることは嬉しい点ですが、分数の横線が罫線と重なって見えにくくなったりすることもあるので気をつけましょう。なお、両端に縦線が一本入っており、その線より外側は採点者使用欄のようになっていたので、縦線をはみ出さないように注意しましょう。最後に、「答えに至る過程も記入することで、最終的な答えが間違っていたとしても加点されることがある。」と問題用紙表紙に明記されているので、手がしんどいですが時間が許す限りなるべく丁寧に(時には冗長に?)書くようにしましょう。

おわりに

この記事では2021年の統計検定1級試験の受験体験記・当日の注意点をまとめました。来年以降に受験を検討される方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。